難病治療はなぜ成功しないのか?

難病治療はなぜ成功しないのか?の詳細

タイトルに引かれ、目次をざっと見て書店で購入しましたが、様々な医療情報がちりばめてあって、なかなかお医者さんには聞けない事や、ちょっとした疑問に、懇切丁寧に解説されていて、とても親切な本だなと思いました。本人は、大学病院での治療に限界を感じたらしく、市中の開業医になって20年を超えるらしいですが、やはりその長い経験から来る豊富な知識のオンパレードで関心する事しきりでした。特にほとんど全ての病気でのストレスケアの重要性はこの本で初めて知りました。この本が対象にしているのは、本書のはじめにの冒頭でも書かれているように、国が医療費助成する様な難病ではなく、がんや糖尿病、皮膚病や慢性疲労症候群など、一般の医師が治療に苦労する病気を指しています。この本の良いところは、一般の医師が行う治療の副作用について詳しく書いてあるところ、そしてAWGやサプリメントなど標準治療以外の代替医療について詳しく書かれているところ、そして食事や運動やメンタルなど生活習慣についても詳しく指導法が書いてあるところなどです。また、後半の２章はＡＷＧという段階的波動発生装置について詳しく書かれていて、ＡＷＧを良く知らない人や、詳しい使用方法を知りたい方にはとても良い本だと思います。著者である藤田先生のこれまでの治療実績から、ＡＷＧで多くの感染症や様々な難病が治った症例の報告や、患者自身が注意すべき要点などが非常に分かりやすく書かれています。「がんが治る！」「難病が治る！」と謳い文句ばかり大仰な本が多い中、こうした「下町の名医の本音」が聞ける本との出会いは大変貴重だと感じました。ぜひ多くの「難病」で苦しむ患者さんには、こうした名医と出会って頂きたいと思い、星５つとさせて頂きました。